円満退職は必要ない又ありえない!できないのになぜ求める?

ある意味、円満退職なんて必要ないし、ありえないことなのに、「円満退職できない」と悩む人がいます。

確かに、円満に会社を辞めることができれば、自分は安心できるのでしょ。

でも、円満退職ってどういうこと?

  • 会社との間で、なにもトラブルを起こさずに辞めること?
  • 誰もが「だったらしょうがないよね」と辞める理由に納得してくれること?
  • もっともらしい嘘が必要ってこと?

円満退職ってそんない必要とされる重要なこと?もっと現実的に考えませんか。

円満退職ってどういうもの

そもそも、あなたが求める円満退職の形ってどういうものですか?

  1. 会社が気持ちよく退職願を受け取ってくれる。
  2. 会社、上司、職場の同僚に何も迷惑をかけることなく辞める。
  3. 職場のみんなが気持ちよく送り出してくれる。
  4. 業務の引き継ぎを完璧にすませる。

大体こんなところでしょうか。

でも、これらの課題を全てきれいにして辞めるなんて、できっこないですから、無理です。

”立つ鳥跡を濁さず”の心構えは立派ですが、こだわりすぎて悩み、前に進めなくなるのはバカらしいことです。

円満退職なんて、「するべき」でなく「できるといいなぁ~」ぐらいに考えるのがちょうどいいんです。

転職するなら前の会社は円満退職すべしという呪縛

「退職して転職を考えているなら、 円満退職を心がけるべきである」

「強硬策をとって辞めると、社会的、人的財産を失いかねない」

だから、「最後の最後まで円満退職を心がけるべし」とは、求人、転職情報誌でよく目にする記述です。

他にも理由の一つが転職の場合だと、以前勤めていた会社に人物紹介の電話がかかってくることもあるからだといいます。

運悪く、辞めた会社が個人情報保護に関心がなかったらどうなりますか。

ましてや、ケンカ別れのように辞めたとなれば、有る事無い事ペラペラ悪口をいわれる恐れがあります。

転職をえているあなたが不利益をこうむること間違いなしです。

まっとうな会社なら前職場に人物紹介なんてしません

しっかりした会社であればあるほど、個人情報保護には敏感です。

  • 前職場に人物紹介なんてしません。
  • 紹介を受けた方も、答えることはしません。
  • 前の会社から、転職先会社に告げ口してくることもありません。

個人情報保護の観点にたてば、当然のことなんです。

だから、「円満退職しなければ」と自分を追い込むことありません。

それに、前の勤務先に電話をして、あなたの情報を得ようなんて考える会社はろくな会社ではないですから、そんな会社は選ばない、行かないことです。

警備会社への転職を考えています?

ただし、安全を守る仕事である警備業は、身元をしっかり調査します。

前職の経歴は当然調査の対象になると考えますから、警備業への転職を考えているのであれば、円満退職にこだわるべきですが、

会社が辞めさせてくれず、強引に辞めざるを得ない場合もありますよね。

やましいことがなければ、正直に説明すれば大丈夫です。

円満に辞めようなんて虫がよすぎる?

どんな出来の悪い社員でも、一応は戦力のうちの一人なんです。

補充があったとしても、しばらくは残った者があとの仕事をカバーしないといけません。

基本、残された者にとっては、辞められるのはいい迷惑なんです(心の声ですよ!)。

中には、「辞めてくれてせいせいした」と会社から喜ばれる場合もあります。

こんな人はさっさと送り出したいので、引き止めもせず、円満退職という形になるんでしょう。

でも、残った者にすれば、やはりいい迷惑です。

考えれば、退職の理由なんて大抵2つですよね。

ちなみに虫がよすぎるの意味はこうです。

もっと条件のいい会社で仕事がしたいから辞める

仕事のできる人間ほど、より条件のいい会社に転職したいと考えます。

でも会社にしたら、優秀な社員は手放したくありませんから、必死に引き止めるでしょう。

多少ブラックな手を使ってでも、辞めさせないようにプレッシャーをかけてきます。

直属の上司にしてみれば、優秀な人材を失った責任を負わされ、社内で冷や飯を食わされることもあるでしょうから、必死に引き止める算段をするでしょう。

「円満退職、円満退職・・・」なんて念仏を口にして、甘いこといってたらいつになっても辞められませんよ。

誰だって円満退職を望みますよ、でも交渉相手がいるんです。

相手の圧力が強ければ強いほど、 あなたの希望は通りません 。

あなたが負けるのは当たり前。

でも、「円満退職」という 旗を降ろせば、100%あなたが勝ちます。

会社がイヤ,職場に馴染めないから辞める

まわりの人間との関係が良好でなかった人です。

中には、「辞めてくれてせいせいした」と会社から喜ばれる人もいるでしょう。

こんな人はさっさと送り出したいので、「どうぞお辞めください」と、円満退職です。

でも、残った者からは、「いい加減な仕事ばかり残していって、いい迷惑だ」と恨まれるかも。

やはり、人から恨まれていながら、円満退職したとはいえないですかね。

もう一度、円満退職ってなに?

会社を辞めるということは、どううまく取りつくろっても、残った人に迷惑をかけるという部分をゼロにすることはできません。

それはしょうがないです、

その意味では円満退職なんて自己満足の部分があります。自分がそう思いたいだけです。

「あの人は円満退職した」なんていわれることは、まずないです。

円満退職とは、目に見える形で、

  • 会社の規則に従って退職の手続きを粛々と進めていく態度。
  • 職場での上司や同僚らに対する不満、悪口をいっさい口にしない態度。

を示すこと。

それでも会社が、嫌がらせ、パワハラ、強引な引き止めで退職の意思を受け取ってくれないなら、退職届を渡し、法律にもとづいた退職の手続きをとるしかないんです。

最後は法のもとに辞める方法を選んだとしても 、円満退職したと考えます。

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