神社や神棚に向かって手を打ち鳴らすのはなぜ?

「高天原に神留まり坐す・・・」

神棚に向かって「大祓詞」と「祓詞」をとなえるのが私の1日の初めとなります、といって神主ではありませんよ。

ところで、あなたは神社や神棚に向かって手を打ち鳴らすのはなぜだかご存じですか?

神殿や神棚の前での作法は、軽く一度おじぎをする、次に深く(九〇度)二度おじぎをする、二回柏手を打ってからもう一度深く(九〇度)おじぎをする。最後にもう一度軽くおじぎをする。

これが「二礼二拍手一礼」の作法ですよね。

もっとも、これが出雲大社では四拍手となり、伊勢神宮では八拍手になるといいますし、ほかにも二拍手以外の神社もあるようですが一般的には「二礼二拍手一礼」です。

では、拍手にはどんな意味があるのでしょうか。

これは、「参拝に来ました」ということを神様に気づいてもらうためです。空気を振るわせその力で神を呼び起こす「魂振」(たまふれ)とよばれる行為だそうです。

そして、神様に自分の存在を知らせ、自分のもとへ招き寄せようとする合図なのです。神様にお出ましいただいたなら、願い事や報告などの魂の交信を始めるのです。

二拍手のあと、一礼の時に心のうちで願い事を伝えます。

よく見かける形だけの「二礼二拍手一礼」ではダメです。

九〇度近く深く、ゆっくりしたおじぎをします。

拍手をするときは、合わせた両手の片方をそのまま少し後ろへ引き、肩幅くらいまで両手を広げて打ち合わせるのが正式な作法です。どのくらい片手をずらしたら良い音が出るか、普段から練習しておくのもいいですね。

ちなみに、私はなかなかいい音をだすことができません。

神主さんのような「パン パン」という音を出したいのですがこれが結構難しい。どうしても「ペチャ」という音がでてしまいます。

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