「今年限りで年賀状を控えさせていただきます」
こんな一文が添えられた年賀状を受け取った場合、こちらからも年賀状をだすのは控えたほうがよいのでしょうか。
それとも、こちらからはだしても構わないのでしょうか。
義理のある人、お世話になった方から届いたばあいにはちょっと考え込んでしますよね。
年賀状じまいをもらったら、どうすればいいのかについてまとめます。
高齢を理由にした年賀状じまいの場合
高齢ともなれば、年賀状をだすのが困難になってきてもおかしくありません。
「辞退する」といわれるのであれば、こちらからもさし上げないほうがいいと思います。
なぜなら、年賀状じまいをした人の中には、もらった年賀状に返事をださないということに気持ちの負担を感じる人がいるからです。
中には、「自分はださないけど、いただくのは嬉しい」と思う人もいるでしょうけど、
それを見極め、相手によって対処法をかえるなんてできっこありません。
だすかださないかは自分の気持ちしだいとはいえ、、
結論は、「年賀状じまいした人へはださないでおく」が無難な対処法です。
ただ、年賀状じまいをもらっておきながら、なにもいわないでだすのをやめえてしまうのはちょっと気まずいですよね。
辞退の案内をもらった翌年の年賀状に、
「長年に渡りお気遣いくださいましたこと感謝いたします。今後の〇〇様のご健勝をお祈りいたします。」
などの言葉を添えてだしましょう。こちら側としても、これですっきりとした年賀状じまいとなります。
あるいは、もらった年の寒中見舞いで今までのお礼を一言添えればよいと思います。
それからは、年賀状ではなく、時折季節の便りを送るという方法で、変わらぬお付き合いはできます。
高齢が理由でない年賀状辞退の場合
歳のせいでもなく、主な理由が年賀状を出すのが面倒になってきたからと、
40代や50代でも年賀状をやめる人が増えています。
特に事情もなく自分から年賀状を辞退してくる人は、相手からももらいたいとは思っていませんから(多分・・・)
これ幸いにして、この機会に自分も年賀状じまいをしてもいいです。
最後となる年賀状に、今までのお礼を一言添えてだしましょう。
しかし、相手はどうあれ、一方通行でも年賀状を続けたいのなら、
「お返事はお気遣いなく」の一言を毎回添えて送ればよいと思います。
喪中欠礼のハガキをもらっていた場合
年賀状をだすのは控えます。
喪中を知らなかったなら仕方ないですが、わざわざ喪中であることを知らされているのですから、
それでも「おめでとうございます」は喪に服しているご家族に対して、失礼になると思います。
寒中見舞いでお悔やみの気持ちを一言添えられればいいです。
また、喪中ハガキをもらったからといって、香典、お線香などを送ることはありません。
まとめ
年賀状のやり取りを楽しみにしていた相手から年賀状じまいの挨拶を受けたら、
相手の心情を汲み取って、こちらも年賀状を遠慮したほうがいいです。
年賀状の代わりに、時折季節の便りを送るという方法で、変わらぬお付き合いはできます。
喪に服している方に年賀状を出すのは控えます。
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