印鑑がかすれた、印鑑を間違えた、印鑑がうまく押せなかった、あなたもこんな失敗を経験されたことはありませんか。
失敗したからといっても訂正すればよいことなのですが、問題はどうやって訂正するかです。
よくある「二重線で消したから安心だ」なんて思っていると、とんでもないトラブルに巻き込まれることもあります。
印鑑がうまく押せなかった場合はどうすればよいのか、正しい押し直しの方法をぜひ知っておいてください。
これが正しい印鑑の訂正方法です
印鑑がかすれてたり不鮮明なとき
一度捺印した印鑑がかすれていたり、欠けた部分ができていて不鮮明になっていると、押し直しをしないといけません。
その場合は、すでに押してある印鑑に少し重なるようにして、上からもう一度同じ印鑑を押します。
こうすることによって、失敗した最初の捺印を無効にすることができます。
次に、同じ印鑑で余白部分に、今度は前の印鑑と重ならないようにして押し直します。
これで、最初の印鑑を無しにして、新しく印鑑を押し直したことになります。
間違った印鑑を押してしまい、正しい印鑑で押し直す場合
間違えた印鑑の上に少し重ねて、間違えた同じ印鑑を押します。
これで間違えた印鑑を無しにすることができます。
次に、正しい印鑑を余白部分に押せば訂正は終了です。
このとき、間違えた印鑑に重ならないように注意してください。
これらの方法であれば、同じ印鑑を持っている本人にしか捺印の訂正ができないということになりますから安心できますね。
二重線での訂正がだめな理由は?
上の図は、
最初の印鑑がかすれてしまったので、二重線を引いてその横に同じ印鑑を押し直したのですが、
今度は別の人が、押し直した印鑑にも勝手に二重線を引き、その横にまったく別の印鑑を押した状態です。
文章の一部分を訂正するときは訂正箇所に二重線を引くため、つい同じようにしてしまうのですが、
二重線を引くだけの方法だと、このようにして他人に印鑑を修正されてしまう恐れがでてきます。
二重線を引いただけで訂正ができるのであれば、本人でなくても誰だって簡単に訂正ができてしまう、ということです。
怖いですよ・・・
ですから、第三者につけ入れられるような、無用な隙は作ってはいけないのです。
ただ、二重線を引かないと訂正した気分にならという人いるかもしれません。
それなら、二重線を引いてから同じ印鑑を重ねて押してください。
大事なことは、同じ印鑑を少し重ねて押すということです。
二重線があろうが無かろうが、これで先に押してある印鑑を無効にすることができます。
まとめ
捺印の上に同じ印鑑を重ねて捺印すれば、押されてある捺印を無効にすることができる。
これで印鑑が押されていないという状態に戻ることになりますので、あらためて印鑑を押し直せばよいのです。
捺印に二重線を引いただけでは、正しく訂正したことにはなりません。
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