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役不足の意味と使い方!こんな間違いで人生を棒に振りますか?

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役不足の意味と使い方!こんな間違いで人生を棒に振りますか?

こんにちは、じん兵衛です。

今日は「役不足」の意味と使い方を、ある間違いから起きた悲劇ともいえる実話例をまじえて説明します。

えっ、なんですか

「じん兵衛には役不足だから別の人間にかわれ」って!

いや本当に、役不足の意味を説明するだけに、じん兵衛がでてくるまでもないのですが、今日は特別ですから、あなた運がいいですよ!

えっ、そうじゃない

「じん兵衛には役目が重すぎてちゃんとした説明ができないだろうから、別の人間にかわれ」ということですか?

あなた、「役不足」をそんな意味で使っていたのなら、それ間違いですから。今度はあなたに悲劇が訪れることになるかもしれませんよ。

「役目が重すぎる」ということを伝えたいなら、「役不足」でなく「力不足」とか「荷が重い」ということばを使わないとダメです。

たとえば、

じん兵衛には力不足で(または、荷が重くて)ちゃんと説明できないだろうから、別の人間にかわれ」てね。

役不足の意味がわかっていないから、そんな使い方の間違いをしてしまうんです。

これからあなたに、「役不足」の意味を説明したあと、使い方を間違えたために起きた悲劇を紹介します。

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役不足の意味を取り違えた男に襲いかかった悲劇

じん兵衛は友人からこんな実話を聞いたことがあります

あるプロジェクトチームにその能力をかわれて抜擢された山田(仮名)さん。

チームリーダーから、メンバーに自己紹介をするようにいわれ、当然のように自らを謙遜したつもりでこう挨拶しました。

「私にはこの仕事はまったくの役不足ですが、やるからにはがんばりますのでよろしくお願いします」

ところが挨拶した途端に周りの空気が一変しました。

今までにこやかだったメンバーの表情が冷たい視線に変わったのです。

どうしてなのか不安になり、隣りにいるチームリーダーの顔を見ると、明らかに不機嫌になっていることがわかりました。

その2日後に山田さんはメンバーから外されました。

次に配属された部署は、会社でも相当に高い能力を持つ人間だけが配属される重要部署でした。

それからわずか2ヶ月後、仕事の重圧に押しつぶされうつ状態となった山田さんは会社を去っていきました。

すべては、「この仕事は自分には役不足です」といった一言から始まったんですね。

会社にすれば、そんな山田さんが頼もしく思えて、より重要な部署に配置換えしたのですが、

もともと山田さんには、会社が期待するだけの実力なんてなかったのです。

会社側も本人の能力を見抜けなかったのかとツッコミを入れたくなるところなんですが・・・、

これは友人から聞いた本当にあった、他人事ですまされない話なんです。

山田さんがその後どうなったかって?
だれも知らない、気にもかけていません。

「役不足」の意味ってなに?

「役不足」とは、もともとは歌舞伎の世界で使われていたことばです。

その意味は、役者の格や実力に比べて、演じる役がかるすぎることを指していたのです。

そして本来、このことばは本人が自分自身に向けて使うことばではありません。

第三者が、演じる役者にたいして使う評価のことばです。

「この役は、あの役者の力量に比べてかるすぎる。こんな役はあいつが演じなくても誰でもできるだろう。この役は、あいつには役不足なんだよ

役不足とは、読んで字のごとく「役」が「不足」しているということ。

役が足りてない、軽いということなんですね。
逆にいえば、もっと大きな役、重い役ができるということです。

これが今では転じて、一般社会で「当人の能力、力量に比べて与えられた役や役目がかるすぎる」ことを指すことばになりました。

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役不足の使い方の間違い、ってなに?

多くの人が、役不足を「役目が重すぎる」という間違った意味合いで使っています。

本来の意味とは正反対なわけです。

平成18年度の「国語に関する世論調査」で,「彼には役不足の仕事だ。」という例文を挙げて,
「役不足」の意味を尋ねました。結果は次のとおりです。(下線を付したものが本来の意味。【 】内は平成14年度調査の結果)
(ア)本人の力量に対して役目が重すぎること・・・・・・・・・・・・・・ 50.3%  【62.8%】
(イ)本人の力量に対して役目が軽すぎること・・・・・・・・・・・・・・ 40.3%  【27.6%】
(ア)と(イ)の両方・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 2.9%   【 2.8%】
(ア),(イ)とは全く別の意味・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 0.3%   【 1.8%】
分からない・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 6.2%   【 5.0%】

引用元:文化庁文化部国語科「言葉のQ&A」

役不足の意味をとり違えている人達は、「自分には役不足ですが一生懸命やります」といってしまいます。

本人としては謙遜していったつもりなんでしょう。

でも相手には、「自分の能力からすれば、やりがいのない片手間仕事ですが、与えられた以上は一生懸命やります」といってることになります。

これでは周りの常識ある人達のひんしゅくを買うのも当然です。

「私には役不足で・・・」といった相手が運悪く気難しい人だったら、目も当てられません。

場合によっては会社内での居場所がなくなるかもしれません。

「私、コレ(役不足)で会社をクビになりました」なんてね(じん兵衛 古すぎますかね 笑い)

まとめ

「役不足」の意味とは、

当人の能力、力量に対して、与えられた役目が不相応にかるいこと。

をいい表します。

そして、役不足の意味を正しく理解している人は全体の半分以下だというのが事実です。

「この仕事は君には役不足だからほかの人間に回したよ」

と上司からいわれたとしたら、本来ならそれは上司があなたの力量を高く評価しているということで喜ぶべきことなんですが、それには

上司が「役不足」の意味をちゃんと理解して使っていることが前提です。

前提部分が間違うと、気持ちといってる内容とが正反対となってしまいます。

「この仕事は、君の力量ではとても任せられないから・・・」これがいいたかったのかもしれません。

こんなどっちともとれる話をしていたのでは、正しいコミュニケーションが成り立つはずがありません。

「役不足」って、重厚でかっこ良く感じることばなのですが、個人的にはリスクを避けるためにも、あまり使いたくないことばであります。

「役不足」を使わないで

  • かるすぎる、「君にはこの仕事はかるすぎるから・・・」
  • 力不足、  「私では力不足だと思いますが・・・」
  • 荷が重い、 「私には、荷が重い役ですが・・・」

などと話したほうが、誤解されることもなくスムーズにお互いのコミュニケーションをとることができると思います。

ほかにも、よく意味をとり間違えて使われることばが、こちらです。

>>敷居が高いの意味!使い方の誤解は7割以上が30代以下?

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