吉日とは意味と使い方!手紙やビジネス文書の日付に使う理由!

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吉日とは意味と使い方!手紙やビジネス文書の日付に使う理由!

この記事では、吉日として広く知られている、大安、天赦日、一粒万倍日、寅の日をご紹介するとともに、手紙やビジネス文書の日付に「○月吉日」が使われ理由についても解説します。

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「吉日」の意味

「吉日」は(きちじつ)(きつじつ)(きちにち)などと読みます。

「祝い事などをするのに良い日がら」「縁起が良い日」「めでたい日」であることを意味します。

それ故、その縁起をかついで結婚式、開店、引っ越しなど、新しい門出の日は「吉日」の日から選ばれることが多いのです。

暦でみる吉日はいつ?

大安、天赦日、一粒万倍日、寅の日、

これらが「吉日」としてよく知られていますので、それぞれ見ていきます。

大安

吉日といえば、まず思いうかぶのが「大安」です。

読み方は、(だいあん)または(たいあん)です。

結婚、旅行、移転、開店などすべてに良しという「吉日」で「大安吉日」ともいわれます。

陰暦一月一日からの歴日に配して、諸行事の吉凶を占う暦の六曜という六つの星の一つなんですね。

六曜には、大安、赤口、先勝、友引、先負、仏滅の六つがあり、それぞれが六日ごとに巡ってきます。

先勝=人に先んじて行動すれば勝てる
友引=友を凶事に引き連れる
先負=先んじると凶。控えめに
仏滅=凶日
大安=万事に良し
赤口=昼の時間のみ良し。他は凶

といった意味付けがされています。

天赦日

読み方は、(てんしゃにち)または(てんしゃび)です。

百神が天に昇り、天が万物の罪を赦(ゆる)す日とされる最上の大吉日です。

天赦日は季節と日の干支で決まり、春は戊寅(つちのえとら)、夏は甲午(きのえうま)、秋は戊申(つちのえさる)、冬は甲子(きのえね)の日となります。

この組合せは、年に5回または6回ほどしかなく、六日ごとに巡ってくる「大安」とは有り難みも違うようです。

一粒万倍日

読み方は、(いちりゅうまんばいび)または(いちりゅうまんばいにち)です。

一粒の籾(もみ)が万倍にも実る稲穂になるという意味です。

小さく始めたことが万倍にもなって返ってくるので、何事を始めるにも良い日とされ、特に仕事始め、開店、種まき、お金を出す出資に吉であるとされます。

でも悪いことも万倍で返ってきます。

半沢直樹の「三倍返しだ!」では済まないんですね。借金をしたり物を借りたりして苦労の種が万倍にもなってはたまりません。

月に4回~7回ほどが一粒万倍日となりますが、他の吉日と重なるとその効果は倍増し、逆に凶日と重なると半減してしまうともいわれます。

でも、こんな万倍返しは大歓迎。
金運にこだわる、金運一粒万倍財布。ちょっと覗いてみるのいいですよ。

寅の日

読み方は、(とらのひ)です。

寅の日は「金運招来日」ともいわれます。

古代中国において虎が神聖な動物であったこと、「千里を行って千里を帰る」力を持つこと、そしてあの黄金色のシマ模様などから虎は金運の象徴とされたんですね。

その虎と発音が同じであることから、十二支の「寅(トラ)」に神聖な動物の「虎(トラ)」のイメージを当てはめたのです。

金運上昇を願っての神社参拝は、「寅」の日が吉日ともいわれます。

また、金運の象徴であり、千里を行って千里を帰るところから、「出ていったお金もすぐ帰る」として、新しい財布を買うなら「寅」の日が良いとされています。

日付「○月吉日」の意味と使い方

「吉日」とは、「祝い事などをするのによい日がらである」ことを意味していますので、

「祝い物を届ける日」は「吉日」にするとか、「婚礼は吉日を選んであげる」とか祝い事に関してよく使われます。

また、手紙や案内状でも「○月吉日」のように日付とし吉日を使うことがあります。

お祝い事の案内に際し、「◯月のこの佳き日を選んで書きました。」という気持をこめて、「吉日」という縁起のよい用語を使っているのです。

  • 婚礼 (結婚式、披露宴の招待状)
  • 建築 (地鎮祭、建前、上棟式のお知らせ)
  • 記念日(創立記念日や祝賀パーティーなど、祝い事の案内状)
  • 還暦など、おめでたい日を祝う案内状

これらは、日付を「◯月吉日」にするのがなかば常識のようです。

慶事以外の案内にも「○月吉日」がよく使われる文書

慶事と関わりのない、一般文書でも作成日付を「◯月吉日」にするときがあります。

たとえば、次のような種類の文書のなかには、日付を「◯月吉日」にしているものが多いです。

  • マンション掲示板の「案内文書」
  • 自治会から、地元の各世帯への配布書類
  • 各種行事案内書
  • 大会開会式の招待状
  • PTA会長の挨拶文
  • PTAから保護者へのお知らせ文書
  • 転居を知らせる手紙やハガキ

これらには、「この佳き日を選んで・・・」という気持ちがこめられているとは思えないですよね。

書類の日付における吉日の使い方

ビジネスの場でも、創立〇〇年記念、社屋竣工式、出版記念式典などなど関係先への案内状の日付は、ほとんどが「〇年〇月吉日」となっています。

自社の祝い事に関する案内状、挨拶の文書には日付に「○月吉日」を使ってもよいということです。

いつ案内をだしたかなどは、たいした問題ではなく、それよりも、「佳き日を選んでご案内します」という縁起かつぎに重点が置かれているのです。

ですから、慶事以外の一般書類、また、公文書に使用されることはありません。

むしろ請求書や契約書などはもちろん、通常のビジネス文書は、いつだしたかを明確にしておく必要がありますから、

書類の作成日に「○月吉日」というあいまいな表現は許されません。

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ビジネス文書でも日付をぼかす意味で使う

ビジネス文書のたぐいでも、「吉日」とすることがあります。

この場合は「縁起をかつぐ」というより、書いた日付をぼかしたいとか、そのほうが便利がよいという場合です。

  • 各種ダイレクトメール
  • お客様各位への「資料送付のご案内」
  • 株主への、ご優待品贈呈のご案内
  • 各種行事案内書

などです。

一度に大量にまとめて印刷したばあい、全てをその日に発送するとはかぎりません。

また、送付先を調べてその都度だしていると、作成日と発送日の間隔が大きくなってきます。

「○月吉日」としておけば、その月のうちに発送すればよいのですから、事務処理上とても便利で実用的です。

作成日を明記するまでもないとか、明記することで生じる不都合とか、明記しない便利さを考え、あえて「○月吉日」というぼかした表現にしているのです。

その意味からすれば、「◯月某日」にしてもよさそうですが、さすがに「某日」は使いづらいです。

ですから、「某日」のかわりに「吉日」を使っているのです。

つまるところ、

「作成日をはっきりさせず、あいまいにしておきたい」という気持ちを具現化したものが「○月吉日」なのです。

回覧板で各戸に回っていくお知らせなど、地域の状況によっては全員に配布されるのに、10日以上かかる場合もあります。

作成日が明記されている文書だと、人によっては、「なんでこんなに遅く届くんだ」と不快に感じるかもしれません。

だからその対策として、あえて「◯月吉日」として作成日をぼかすのです。

作成日なんかどうでもいい文書

契約書や請求書や領収書や見積書や稟議書など、ビジネス文書においては、その書類の作成日は重要な意味をもっています。

そのため、ビジネス文書においては、日付を「○月吉日」とぼかした表現にすることはありませんし、許されません。

しかし、

「◯月吉日」と表記している文書の場合、読んでみるとその内容からして作成日付が重要な役割を担っている思えません。

言葉を変えれば、文書の差出人と受取人との間で、作成日付が争いの場に持ち込まれることは考えられません。

もっといえば、作成日なんかはどうでもいい文書ではないかということです(笑)。

結局、いつ書いたかは問題にならないので、文書を出す側の利便性を優先して「◯月吉日」としているのです。

「5月吉日」の日付で印刷された文書であれば、5月中ならいつ渡しても、いつ発送してもよいわけで、出す方にしてみればとても便利です。

ただ、受け取る側にもいろんな人がいます。

「不幸続きだというのに、吉日と書いて送りつけるとは、嫌がらせか」と理不尽な怒りを買うことがあるかもしれません。

人はそれぞれ、難しいですね・・・

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「○月吉日」の月をまたぐ使い方は失礼になる?

結婚式の案内状は式の2ヶ月前に出すものといいます。

挙式が4月27日なら2月の佳き日を選び「2月吉日」の日付でだしますよね。

でも投函日が2月末になれば、3月になってから受け取る人もいるということです。

これって、「招待者に対して失礼なことにならないの?」と心配する人がいますが、全く問題はなく、失礼なことでもありません。

日付は、「その日にだしました」ということを表しているだけです。

2月に投函すれば、とうぜん2月の日付になります。

2月の佳き日を選んだ「2月吉日」で3月に届こうが問題ありませんし、

普通の人なら、そんなことに目くじらを立てるるようなことはしません。

実際に月をまたいで受け取った人のほとんどは、

  • 「気づいても一瞬、あれっ?思っただけで、たいしたことじゃないので、すぐ忘れました。」
  • 「私、なんとも思いませんでした。」
  • 「郵便屋さんが遅かったのかな?くらいですかね。」
  • 「特に気になりませんでした。」
  • 「注意して読んだのは挙式の日時と場所。差出し日なんかあとから気づいた程度。」

など、本人が思うほど、受け取った人は差出し日なんか気にもかけていませんので、安心してください。

吉日を使えない手紙・文書

吉日を使ってはいけない手紙や文書は当然あります。

弔事(お葬式、法事)はもちろんですが、一般の文書でも議事録とか、報告書などには使わないのが普通です。

お金が関係してくるような文書では、日付に曖昧な表現は許されません。

お礼状の日付にも「吉日」を使ってよいか?

どのような内容であれ、相手への感謝の気持ちを伝える手紙で、かいた日を曖昧にするというのは、良くないです。

「○月吉日」の日付にする意味も理解できません。

かいた日付は明記して、相手に届く日と大きなタイムラグがでないように、その日のうちに投函するのがベストです。

まとめ

吉日とは、「祝い事などをするのに良い日がら」「縁起が良い日」「めでたい日」であることを意味し、大安、天赦日、一粒万倍日、寅の日がよく知られています。

ただ、科学的に証明されているわけではないので、生活の潤滑油として上手に付き合えれば良いと考えます。

「○月吉日」は慶事の案内状にはよく使われる日付の書き方です。

ただ、慶事でなくても、手紙や文書の日付をわざとぼかしたいとか、日付を明記する必要もない文書などの場合には「○月吉日」はよく使われています。

これは、一つの知恵ですね。

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