【引き続きよろしくお願いいたします】の意味やビジネスでの使い方

「引き続きよろしくお願いいたします」という表現は、ビジネスの場面で上司や取引先などに協力や取引の継続をお願いする際に使用されます。

この記事では、この表現の意味や使い方、例文、類語、代替表現について説明しています。また、相手に失礼にならないようにするための注意点もご紹介していますので、ぜひ最後までお読みください。

「引き続きよろしくお願いいたします」の意味

「引き続きよろしくお願いいたします」というフレーズは、日本のビジネスシーンや日常のコミュニケーションにおいて広く用いられています。特にメールの締めくくりや会話の終わりに頻繁に使われるこの表現には、相手に対する敬意と感謝が含まれており、過去に築いた良好な関係をこれからも継続していきたいという強い願いが込められています。

このフレーズの中で「引き続き」という部分は、何かが継続して行われることを示し、ビジネスプロジェクトや日々の業務、あるいは人間関係の維持など、様々なシチュエーションで使われます。

「よろしくお願いいたします」と続く部分では、相手の協力やサポートを求める意味があり、これからも変わらぬ協力を期待するニュアンスが含まれています。

全体として、「引き続きよろしくお願いいたします」というフレーズは、既に良好な関係を築いている相手に対して、その関係を今後も保ち続けたい、そして更なる協力を望んでいるという思いを伝えるために使用されます。これにより、相手に対して敬意を表し、かつ効果的に協力を引き出すための社交辞令としても機能します。

「引き続き何卒よろしくお願いいたします」を使う対象

「引き続きよろしくお願いいたします」という表現は、現在進行形で関わりを持っている相手、つまり継続的にコミュニケーションをとっている人、取引が続いている人、または何らかの形で協力を依頼している人に向けて用いられます。このフレーズは、これからも関係を維持し続ける意向がある相手に対して適切な言葉です。

この表現は敬語であり、一般的には上司や先輩、取引先の担当者など、目上の人に向けて使用されます。ただし、「引き続きよろしくお願いします」と少し表現を柔らかくすることで、後輩や同僚との間でも使いやすくなり、柔軟なコミュニケーションを促進することができます。

「引き続きよろしくお願いいたします」を使う場面・使い方

「引き続きよろしくお願いいたします」というフレーズはビジネスシーンにおいて非常に多用される表現です。この言葉はプロジェクトの継続協力を求める報告、新規取引の関係維持、定期的なレポートのサポート要請、会議後の感謝の意味で使われるなど、以下のようなさまざまな場面で活躍します。

  • プロジェクトの進捗報告や連携依頼: プロジェクトが継続中の場合、関係者への進捗報告や次のステップへの支援と協力を願う際に使用します。
  • 新規取引の契約後のフォローアップ: 取引が始まったばかりの新しいクライアントとの関係を強化し、今後の取引での成功を期待して使われます。
  • 定期的なレポートの提出時: 上司やクライアントへの定期報告時に、継続的なサポートや指導を求める文脈で用いることができます。
  • 会議やミーティング後の礼状: 会議やミーティングの後に参加者に感謝を示すと同時に、引き続きの協力を依頼するために使われることがあります。

このフレーズは、結びの挨拶として特に有効ですが、目上の人だけでなく、後輩や同僚に対しても使用することができます。その汎用性から、ビジネスメールの締めくくりや会話の終わりに使用すると、相手に対する敬意と今後の関係維持の意志が伝わりやすくなります。

ただし、会話の冒頭や文章の途中で使うのは一般的ではなく、主に結びの言葉としての使用が推奨されます。

たとえば、
「引き続きよろしくお願いいたします。早速ですが~」と会話の冒頭に使ったり
「~の予定です。引き続きよろしくお願いいたします。なお~」のように文章の途中で使用することはありません。

「引き続きどうぞよろしくお願いいたします」を使った例文

メール例文

いつもご支援いただき、誠にありがとうございます。[メール送信者名]です。

この度は、プロジェクトの最新アップデートに関する報告書を添付いたしました。特に、〇〇◯の進捗状況について、詳細に記載しておりますので、ご一読いただけますと幸いです。

さらに、今後のプランについて、次回のミーティングで詳しくご相談させていただければと思います。お手すきの際に、ご都合の良い日時をご指定いただけますと幸いです。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

その他例文

プロジェクトチームへのメール
プロジェクトの進行について皆様の献身的な努力に感謝します。次のフェーズもスムーズに進むよう、引き続きよろしくお願いいたします。

クライアントとの契約更新の確認
契約更新の件でご連絡いたしました。詳細は添付ファイルをご確認ください。今後とも良い関係を維持できるよう、引き続きよろしくお願いいたします。

社内報告会での締めくくり
今日は貴重なご意見をいただき、誠にありがとうございました。引き続き、プロジェクトの成功のためによろしくお願いいたします。

上司への進捗報告メール
進捗報告書を添付いたします。今後の方針についてご指導いただけると幸いです。引き続きよろしくお願いいたします。

新しいチームメンバーへの歓迎の言葉
新しいチャレンジの始まりですね。チームの一員としてのご活躍を楽しみにしております。引き続きよろしくお願いいたします。

「引き続きよろしくお願いいたします」を使うときの注意点

ビジネスシーンで「引き続きよろしくお願いいたします」という表現を使用する際は、いくつかの注意点があります。

まず、このフレーズは、今後も連絡を取り合う予定のある取引先やパートナーに対して使います。例えば、定期的に連絡を交わす取引先の担当者などが該当します。

一方、取引が完了してこれ以上の関係が継続しない相手や、一回限りのビジネスの相手には使用するべきではありません。これは、使用される文脈が適切でない場合、相手を不快にさせたり、自動的に生成された返信のような印象を与える可能性があるためです。

これから先も取引がない場合には、「また機会がありましたらよろしくお願いします」や「この度はご協力ありがとうございました」といった言葉を選ぶのが良いでしょう。

次に、謝罪の文脈でこのフレーズを用いるのは避けた方が賢明です。謝罪する際に未来の協力を求めることは、場合によっては相手に無礼と受け取られかねません。謝罪の際は、「このたびはご迷惑をおかけし、心よりお詫び申し上げます」といった、謝罪に集中した表現を使うことが望ましいです。

「引き続きよろしくお願いいたします」の類語、言い換え

ビジネスコミュニケーションで「引き続きよろしくお願いいたします」と同様に使用できる類語や言い換えろして、以下のような表現をご紹介します。

  • 今まで同様、お力添えをお願いいたします
  • 変わらずのご協力をお願い申し上げます
  • 継続してご支援をいただければ幸いです
  • 今後ともよろしくお願いいたします
  • 今後もお引き立てをお願い申し上げます

「引き続き」という表現を代替する際には、「今後とも」「今まで同様」「変わらずの」といった言葉が適しています。これらのフレーズは、継続的な関係や一貫した協力を表すのに有効で、ビジネス文書やフォーマルなコミュニケーションでの使用に適しています。

また、「よろしく」という一般的な表現をより具体的な言葉に置き換えることで、メッセージに明確さをもたらすことができます。「お力添え」や「ご協力」は、具体的な支援や活動への参加を依頼する際に用いられ、相手に対する期待を明確に示すことが可能です。

まとめ

この記事では、「引き続きよろしくお願いいたします」という表現の意味、適切な使い方、およびさまざまな言い換え表現を詳しく解説しました。このフレーズは特にビジネスシーンで重宝され、目上の人への敬意を表す際に頻繁に使用されます。記事で紹介した例文と注意点を活用して、相手や状況に応じた柔軟な表現を身につけ、効果的なコミュニケーションを実現してください。

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