こんにちは、じんさんです。
今回は日本の昔ばなしの代表選手、「浦島太郎」のお話を取り上げてみようと思います。
名前は知ってるけど、「あらすじってどんなんだったっけ?」と聞かれると、意外とあやふやな人も多いはず。
さらにね、この話、よくよく調べてみると「えっ、そうだったの?」という不思議や豆知識がけっこう出てくるんですわ。
さぁ、浦島太郎の世界へ、じんさんと一緒にちょいとタイムスリップしてみましょうか。
浦島太郎のあらすじ|カンタン3分でわかる話の流れ
ここでは浦島太郎の基本的なストーリーをざっくり解説します。
浦島太郎がカメを助ける
むかしむかし、浦島太郎という心優しい若者がおったそうな。
ある日、子どもたちがカメをいじめているのを見かけた浦島太郎。
「こらこら、そんなことしたらあかん!」
そう言ってカメを助けてやったんですね。
すると数日後、そのカメが人間の言葉をしゃべって、こう言うんです。
「お礼に竜宮城へご案内します。」
いきなりファンタジー感全開ですわ。
竜宮城で夢のような生活
カメの背に乗って、海の底にある竜宮城へ。
そこには美しい乙姫さまがおって、毎日ごちそうや楽しい宴会が続きます。
「もう帰りたくないわ〜」と思うくらいの極楽生活。
でも、ふと浦島太郎は思い出すんです。
「あっ、地上のお母ちゃんは元気やろか…」
やっぱりふるさとが恋しくなって、帰る決心をします。
帰ってきたら…時間が大変なことに!
乙姫さまは名残惜しそうに「これをお土産に」と玉手箱を渡します。
「でも決して開けてはいけませんよ」
こういう時って、絶対開けちゃうフラグですよね…。
地上に帰った浦島太郎。
ところが自分の村はすっかり変わってしまっていて、知ってる人は誰もいない。
聞けば、自分が竜宮城で数日過ごしたつもりが、実は何百年も経っていた…。
ショックのあまり、あの玉手箱を開けてしまうと…。
モクモク〜と白い煙が出て、あっという間におじいさんに!
「なんちゅうオチやねん…」と、昔ばなし界でも指折りの衝撃エンドですわ。
浦島太郎はいつごろ作られた話?
さて、この浦島太郎の話、実はかなり古いんです。
奈良時代の書物『日本書紀』や『丹後国風土記』に似た話が出てきます。
つまり、ざっと1300年ぐらい前から語り継がれている物語なんですね。
浦島太郎の最後はどうなった?
結末は「おじいさんになって終わり」だけじゃないんです。
実はその後、神様になったという伝説もあります。
「浦嶋明神」として祀られている神社もあるんですよ。
その後の浦島太郎は?続きの話ってあるの?
地方によっては、竜宮城に戻ったとか、仙人になったとか、バリエーションもいろいろ。
「人生、何があるかわからんわ〜」って教えてくれてるのかもしれませんな。
浦島太郎の舞台はどこの県?
浦島太郎の舞台にはいくつか候補があります。
代表的なのは…
・京都府 伊根町
・兵庫県 洲本市
・山口県 長門市
どこも「ここが浦島太郎のふるさと!」って名乗り出ています。
人気の観光地にもなっていますよ。
浦島太郎は英語でどう言う?
英語では「Urashima Taro」とそのまま表記されることが多いです。
でも、簡単にあらすじを英語で紹介するなら、こんな感じ。
浦島太郎のあらすじ(英語版)
Once upon a time, there was a kind fisherman named Urashima Taro.
~昔々、浦島太郎という心優しい漁師がいました~
One day, he saved a turtle from being bullied by children.
~ある日、子どもたちにいじめられていたカメを助けました~
The turtle took him to the Dragon Palace under the sea.
~カメはお礼に、海の底の竜宮城へ連れて行きました~
After spending some time there, Taro returned home, but hundreds of years had passed.
~しばらくして帰ってくると、なんと何百年も経っていました~
When he opened a mysterious box given by the princess, he instantly became an old man.
~乙姫様からもらった玉手箱を開けると、たちまちおじいさんになってしまいました~
浦島太郎の話はバージョンいろいろ!実は昔から話が変わってきた?
じんさんがあらためて調べてみてビックリしたのがこれ。
浦島太郎って、実は「ひとつの決まった話」じゃないんですよ。
時代や地域によって、いろんなバージョンが存在するんです。
日本最古の浦島伝説はもっと神秘的だった
奈良時代の『丹後国風土記』や『日本書紀』に出てくる浦島太郎は「浦島子(うらしまのこ)」と呼ばれていて、
・カメじゃなくて「亀姫」という美女に出会ったり
・竜宮城じゃなくて「蓬莱山(ほうらいさん)」に行ったり
するんですよ。
なんか今の昔ばなしよりも神話っぽい感じ。
明治時代になって「今の浦島太郎」が定番に
玉手箱を開けておじいさんになる…という有名なラストシーンは、明治時代に広まったもの。
それ以前は「竜宮城に行った後、仙人になった」とか「神様になった」とか、もっとバリエーション豊かだったそうです。
地域によってはもっと違う話も!
さらに驚きなのが、全国各地に「うちの浦島伝説」ってのがあるんです。
例えば…
・長崎の壱岐ではカメじゃなくてサメを助ける話
・沖縄では山の神様の娘に出会う話
・長野では木曽川の浦島太郎伝説
ほんと、調べれば調べるほどカオス(笑)
もっと詳しく知りたい人は、Wikipediaの【浦島太郎】のページも参考になりますよ。
→ 浦島太郎 – Wikipedia
まとめ|浦島太郎の話は意外と奥が深い!
浦島太郎って、子どもの頃に聞いたときと、大人になってから知るとでは、感じ方がぜんぜん違う話ですわ。
教訓もいっぱい詰まってるし、時代や地域でいろんなバージョンがあるのも面白いところ。
いや〜昔ばなしって、知れば知るほど奥が深いですなあ。
コメント