「じんさん、それなに?」
おう、どうした?
「車のタイヤって、なんでみんな黒いの?」
なるほどねぇ。確かに、白いタイヤとか見たことないもんな。
いいところに気づいたな。
実はあれ、見た目がかっこいいから黒いってわけじゃないんだよ。
ちゃんとした“意味”があるんだ。
タイヤが黒いのは「カーボンブラック」のおかげ
タイヤにはな、カーボンブラック(炭素の粉)っていう真っ黒な素材が混ぜられてるんだ。
この粉が、タイヤを黒くしてるってわけ。
でもね、それだけじゃなくて、すごい力を持ってるんだな、これが。
なんでカーボンブラックを混ぜるの?
理由はいくつかあるけど、ざっくり言うとこうだ:
- タイヤを強くする
ゴムだけだと柔らかすぎてすぐにすり減っちまう。
カーボンブラックを入れると、グッと耐久性が増すんだ。 - 紫外線から守る
太陽の光って、ゴムにとっては天敵なんだよ。
黒い色が紫外線を吸収して、劣化を防いでくれる。 - 摩擦に強くなる
地面とこすれても負けない。だから長持ちするし、安全性もアップするんだな。
白いタイヤじゃダメなの?
おしゃれではあるけどな、性能の面ではやっぱり黒が強い。
白やカラーのタイヤも作ろうと思えば作れるけど、
カーボンブラックほどの強さや耐久性は出ないんだよ。
だから車みたいに命を乗せる乗り物には、黒が最適ってわけさ。
タイヤの黒には、ちゃんと理由がある
つまり、タイヤが黒いのは――
「強さ」と「安全性」の証しなんだな。
見た目だけの話じゃなくて、ちゃんと中身で選ばれた色ってわけ。
「へぇ~、知らなかった。黒にはそんな意味があったんだね」
だろ? モノにはな、見た目の奥にいろんな理由が隠れてるもんなんだ。
また気になることがあったら、いつでも聞いておくれ。
じゃあ、また次の「それなに?」でな!
コメント