冷蔵庫のドアが勝手に閉まるのはなぜ?仕組みと注意点を解説

冷蔵庫のドアがゆっくり閉まる様子を見て不思議そうにする高齢男性のイラスト

冷蔵庫のドアを少し開けただけなのに、気づいたら「パタン」と閉まっていた――そんな経験、ありますよね。

じつはこれ、冷蔵庫の不具合ではなく「ちゃんとした理由」があるんです。今回は、その仕組みと注意点をじんさんがわかりやすく解説します。

ドアが勝手に閉まるのは“設計通り”

多くの冷蔵庫のドアは、わざと自動で閉まるように設計されています。ドアのヒンジ(蝶番)部分に“傾斜”がつけられており、重力で自然に閉まる仕組みです。

冷気が逃げないようにする工夫

ドアが開いたままだと冷気が漏れ、庫内温度が上がってしまいます。自動で閉まる設計は、節電と食品保存のための安全対策でもあるんですね。

磁石パッキンの力も関係している

ドアの縁には磁石が入っており、最後の「ピタッ」と閉まる動作を助けています。この磁力があることで、少しの開きも密閉して冷気を逃しません。

逆に“閉まりすぎ”も注意

冷蔵庫が傾いて設置されていると、ドアが勢いよく閉まってしまうことがあります。中の瓶や卵がドアポケットに当たって割れることも。

ドアが勢いよく閉まるときは、冷蔵庫の下のアジャスター(高さ調整ネジ)を調整して、水平に保つようにしましょう。

うまく閉まらないときの原因

反対に「ドアが閉まらない」「途中で止まる」という場合は、パッキンの汚れや変形が原因のことも。濡れ布巾で軽く拭くだけでも改善することがあります。

まとめ

冷蔵庫のドアが勝手に閉まるのは、冷気を守るための設計です。磁石や傾斜をうまく利用して、冷蔵庫の性能を最大限に生かしましょう。

じんさんのひとこと:「昔の冷蔵庫はバタン!って音がしたけど、今のは静かにピタッ。技術もやさしくなったもんだねぇ。」