ポストに入らない郵便物はどうなる?不在時の対応と受け取り方法

ポストからはみ出した郵便物を見て首をかしげる高齢男性のイラスト

通販の荷物や分厚い書類など、たまに「ポストに入りきらない郵便物」が届くことがありますよね。とくにマンションや集合住宅の小さめポストだと起こりがちです。

では、ポストに入らない郵便物は実際どう扱われるのか?再配達の期限や受け取り方は?今回は、じんさんと一緒にその流れをわかりやすく見ていきましょう。

ポストに入らない郵便物はどう扱われる?

郵便物がポストに入らない場合、配達員は無理に押し込まず、基本的に手渡しまたは持ち戻り(郵便局へ持ち帰り)の対応を行います。

不在だった場合はポストに不在票が入れられ、そこから再配達の依頼を行う流れになります。

無理に押し込まない理由

郵便物を無理に押し込むと、折れたり破れてしまう恐れがあります。重要書類・契約書類・カード類などが含まれることもあるため、配達員は基本的に安全優先で配達します。

郵便受けに“はみ出したまま”は原則NG

郵便受けから封筒がはみ出すような置き方は、盗難リスクが高いため日本郵便では原則行いません。少しでも危険性がある場合は、不在持ち戻りとなります。

不在だった場合の流れ

ポストに入らない郵便物が届き、不在だった場合は、配達員が「不在票」を投函します。そこからスマホ・ネット・電話のいずれかで再配達を依頼できます。

再配達はスマホが一番ラク

不在票に記載されているQRコードを読み取ると、自動的に再配達予約ページへ移動します。希望日時を選ぶだけなので、操作はとても簡単です。

スマホ操作が苦手な場合は、記載の電話番号へかけるだけでもOKです。

郵便局の保管期間は7日間

郵便局での保管期間はおおむね7日間です。期限を過ぎると、送り主へ返送されることがあります。旅行や出張で長期不在になる人は、事前に「不在届」を出すと荷物が保管されて安心です。

書留・簡易書留・ゆうパックの場合

これらの郵便物は、本人確認や受取サインが必要なため、必ず手渡しで配達されます。ポストの形状にかかわらず、対面での受け取りが基本です。

書留の受け取り方法

書留・簡易書留が不在だった場合、再配達のほか郵便局窓口での受け取りも可能です。窓口で受け取る場合は、運転免許証などの身分証明書を忘れずに持参しましょう。

ゆうパックの保管と受け取り

ゆうパックも同じく7日間の保管期間があります。コンビニ受け取りに対応している場合もあり、夜間でも受け取れるので便利です。

家族が代わりに受け取れる?

基本的には、同居家族なら受け取ることができます。ただし、郵便物の種類によって扱いが異なります。

■ 受け取れるもの
・ゆうパック
・簡易書留
・特定記録郵便など

■ 受け取れないもの
・本人限定受取郵便(必ず本人のみ)
・一部の公的書類

ポストが小さくて入りにくい場合の対処法

マンションの備え付けポストは小さいことが多く、「A4封筒すら入らない」ケースもあります。そんなときは以下の方法で改善できます。

① 郵便局の「指定場所配達」を活用

事前に申請すると、玄関前・宅配ボックスなど決められた場所に配達してもらえるサービスです。マンションでも利用できる場合があります。

② 受取場所をコンビニに変更

ゆうパックなら、コンビニ受け取りが選択可能です。仕事帰りでも受け取れるので便利です。

③ 郵便受けのサイズアップを管理会社に相談

築年数の古い物件は郵便受けが極端に小さいことがあります。住民の声が複数あれば、交換やリフォームが検討されることもあります。

まとめ

ポストに入らない郵便物は、基本的に「不在票」を通じて再配達を依頼する流れになります。書留・ゆうパックなどは手渡しが必須で、保管期限は7日間が目安。

受け取り方法を知っておくだけで、郵便物のトラブルはぐっと減ります。コンビニ受け取りや不在届を上手に活用しながら、安心して郵便サービスを利用しましょう。

じんさんのひとこと:「最近は再配達もスマホで簡単だねぇ。郵便屋さんにも優しいしくみ、ありがたいもんだよ。」