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緑内障の原因!障害を引き起こす危険因子とは!

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緑内障の原因!障害を引き起こす危険因子とは!


緑内障の原因には、大きな危険因子が二つ考えられます。

  • 眼圧を上昇させる危険因子
  • 緑内障性視神経症害を引き起こす危険因子

緑内障の原因となる危険因子を考える時は、この二つを明確に区別することが重要です。

近年の日本人に関する調査研究により、慢性に経過するタイプの90%以上は眼圧が正常範囲に留まっていることが明らかにされました。

それにより、新たなタイプの緑内障として世界の注目を浴び、世界の各地にも、このタイプの緑内障が多いことが改めて認識されるようになりました。

このタイプの緑内障は、正常眼圧緑内障とよばれます

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眼圧上昇の危険因子

眼圧上昇を引き起こす危険因子には、次のものが考えられます。

年齢

年齢は、とくに原発開放隅角緑内障いおいて重要な役割を果たしています。
一生緑内障との関わりがなかった人でも、年齢とともに線維柱帯の加齢変化により、眼圧は徐々に上昇してきます。

それと同時に房水の産生量も減少するので、眼圧の上昇はかなり緩やかなものになります。

しかし、加齢とともに緩やかではなく、より明らかな眼圧上昇を示すことがあります。

その原因については完全に解明されていません。

眼圧の上昇は、ほとんどの緑内障の患者において、40歳~50歳の間で始まるのですが、それ以降の場合もあります。

この場合、適切な治療を始めなければ、眼圧は上昇し続けます。

家族背景

緑内障の両親を持つ子供はそうでない子供と比べて緑内障になる可能性が高いということは以前から知られています。

しかし、ゆくゆくは緑内障になるということではありません。

先天性や若年性の緑内障においては、遺伝が関与していますが、中には孤発例が存在し、遺伝が関与していないと思われる場合があります。

緑内障は単一遺伝子に起因するものではありません。

病的変化により緑内障を発症させうる複数の遺伝子が存在しています。

そして、一つの遺伝子の変異だけでは必ずしも緑内障を引き起こさないということも知られています。

お互いに影響し合い、複数の遺伝子に異常をきたした時や、他の環境因子が存在した時のみ緑内障を発症するのです。

患者の多くは緑内障の遺伝を心配しますが、残念ながら今のところ、明確に回答ができるだけの報告はなされていません。

今後の研究が待たれれます。

幼児期に緑内障に罹患した人がいれば、老若を問わず、その人につながる全ての血縁者は眼科を受診すべきです。

成人になってから罹患したのであれば、成人の血縁者のみが受診すれば十分です。

緑内障の初期検査は35歳~45歳の受診をお勧めしますが、緑内障の家族歴がある人は20歳~30歳に受診すべきで、遅くとも30歳~40歳迄には受診すべきです。

動脈硬化

平均的な緑内障患者においては、眼血流の減少が知られています。

そのため、動脈硬化は緑内障性視神経障害を増進させるのではないかと思われがちですが、実際にはそのようなことはありません。

たしかに、、動脈硬化を持つ人々は、持たない同年代の人々に比べて眼圧が高い傾向にありますが、この相関は強くありません。

緑内障における循環障害の原因は、動脈硬化というより、むしろ眼血流の調整障害なのです。

喫煙者や高脂血症の人でも眼圧が上昇する危険はごくわずかに高くなります。

近視と遠視

近視眼は色素緑内障になる頻度が高く、眼圧上昇に対して敏感です。

遠視眼は閉塞隅角緑内障を引き起こせ危険が高いです。

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緑内障性障害の危険因子

眼圧上昇が緑内障性障害を引き起こすことは疑いようもありません。

高眼圧は最も一般的で重要な危険因子です。

しかし、慢性に経過する緑内障患者の90%以上が正常範囲の眼圧に留まっている(正常眼圧緑内障)ことからも明らかなように、眼圧以外の因子が重要な影響を及ぼしていることも明白です。

十分に強力な因子であれば、その単一因子のみで障害を起こすこともありますが、そのようなことは稀であり通常はいくつかの因子の相互作用により障害が起こります。

眼圧

視神経は突発性の高い眼圧上昇(閉塞隅角緑内障でみられる)に対しては驚くべき耐性を持っていますので、慢性的な眼圧上昇の障害と比べると、突発性による高い眼圧上昇の障害は少ないです。

緑内障性障害においては、平均眼圧よりも1日における眼圧の変動幅の大きさによる影響が重要です。

変動幅の大きい人ほど視神経が障害されやすく、その機能喪失の進行をきたしやすいことが示されています。

そのため、単に眼圧を下げることを治療の目標とするのではなく、眼圧の変動から目を守ることに重点を置くべきです。

年齢

年齢が緑内障性視神経障害に影響するのは、年をとるにつれて視神経繊維の脱落が増加するからです。

しかし、高齢者は緑内障の進行がより早いとか、より眼圧の影響を受けやすいとかいう証拠はありません。

近視と遠視

遠視眼の人々が急性閉塞隅角緑内障となるリスクはより高いです。

だからといって遠視眼の人々が眼圧の影響を受けやすいということはありません。

したがって、同じ眼圧値を示す正視眼の人々に比べて高い頻度で視神経障害を生じるということはありません。

ただ、近視眼の人々では少し状況が異なります。

近視眼は眼圧の影響を受けやすいため、同じ眼圧値を示す正視眼の人々に比べて視神経障害をきたしやすいのです。

さらに、近視眼の人々の場合は次のような問題があります。

  • 緑内障性視神乳頭陥凹(かんおう)が正視の人の陥凹と比べて評価が難しい。
  • 視野障害も近視によるものか、緑内障によるものかの区別が困難であることがある。

それゆえ、近視眼の緑内障患者の人々には特に注意が必要です。

血流の問題

緑内障患者においては眼血流の減少が見られます。

当初、この減少は緑内障の結果からくる二次的兆候と考えられてきましたが、そうではなく

  • 眼血流の減少が最初に起こり、その後に緑内障性障害が生じる。
  • 緑内障の患者では一般に他の器官にも血流障害がある。

などの事実から少なくともある一部の血流障害が緑内障の一時的な原因であることが明示されました。

血流障害を引き起こす原因として動脈硬化が考えられますが、緑内障における血流低下の主な原因は動脈硬化ではありません。

緑内障における眼血流減少の主な原因は、眼球を含む血管の調整障害であるこが1980年代に確立されました。

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